旅とラジオ
世の中にはいろいろなメディア、マスメディアやソーシャルメディアがありますが、何を主に利用していますか?
テレビ、新聞、ツイッター、ラジオ、雑誌、フェイスブック、とても多くのものが存在します。
私は日本にいるときは、ラジオをよく聞いていました。
目覚ましもラジオ、洗濯物をたたんだり本を読むときのBGMもラジオ。
あとは上の世代が常識と思っている情報や住んでいる地域の情報を得るために新聞を購読していました。
逆にテレビや雑誌などはあまり利用していませんでした。
テレビはテレビ東京のカンブリア宮殿、NHKの大人の基礎英語、ワンピースなどのアニメを録画して見ていましたが、ニュースは新聞よりも情報を得るのに時間がかかるためその目的では利用しなくなりました。
雑誌は、ナショナルジオグラフィックを一時期購読したり、趣味の雑誌をたまに本屋で表紙買いしたりしていました。
日本国内ですらラジオを日常的に聞いている人って多くないので、海外に行ってまでラジオを聞く人は相当少ないと思います。
私はアイルランド第2の都市のコーク(Cork)でラジオを聞いて驚きました。
まず、ラジオを聞いたきっかけは、路線バスのラッピング広告でした。
ラジオが路線バスのラッピング広告なんて珍しいなぁと思って聞き始めると、チャンネルがとても多い。
10は軽く超えてました。
20ぐらいあったかもしれません。
ちなみに、AMではなくFMラジオです。
さらにちなみに、私はiPodを使ってラジオを聞いたのですが、iPodにはラジオ局の自動サーチ機能があります。
このエリアで流れてる電波をキャッチして、どの周波数に番組があるかを見つけてくれるやつ。
イギリスでBBCのラジオを聞こうとしたときに分かったのですが、ラジオの周波数の領域って国によって違うんです。
そう言えば、日本の総務省が、携帯電話の電波の割当を次はこうするみたいなことをニュースで見たなぁ、とか思ったりしました。
つまり、電波を利用する事業者間で使える領域を調整しなければならないのでしょう。
イギリスやアイルランドでは日本より高い周波数までラジオ局が利用できます。
さて、話がそれましたが、コークで聞いたラジオはこれ。
CORK'S 96 FM。
コークのラジオ局で、主に若者向けの楽曲を流している、音楽メインのラジオ局です。
聞いてみて驚いたのは、コークでNo.1のラジオ番組だぜ、て言ってるんです!
なんかコレ、聞いたことある。
そう、FM802。
大阪をはじめ関西在住の方は、名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。
このラジオ局はコブクロやフランプールが出演するミート ザ ワールド ビートという夏フェスを無料で開催したり、年末にレディオ クレイジーというサカナクションやバックナンバーが出演する大規模イベントを開催したりしています。
私が主に聞いている、というより、ラジオはこれしか聞きません。
802も、No.1って、言ってるんです。
共通点はさらに、若者向け音楽番組。
さらにさらに、ラジオ局の名前が周波数。
すごい。
ここまで来ると偶然という気がしません。
しかも音楽番組だから、構成も同じ。
曲紹介をしながら曲を流し、たまに読者の出演コーナーがある。
んー、簡単。
私はこのラジオを聞きながら大学や公園を散歩して、とても充実した時間を過ごせました。
しかし、ここで1つの疑問が。
何故、No.1ラジオ局が、若者向け音楽コンテンツなのか。
私の周りでも、普段ラジオを聞く人は少ない。
こんな激しい音楽を毎日聞く老人が多いとも思えない。
そんなことを考えて街中を歩いていたら、見つけました。
答え。
そう、答えは街中にあったのです。
開け放した美容院のドアの奥から聞こえてくる音楽、iPodのイヤホンから私の耳に入ってるのと同じ!!
美容院や飲食店のがBGM代わりに使用しており、毎日決まった時間に聞いてくれる日常的なユーザーがいること。
これが最大の武器であり、生命線なんだろう、と思いながら、またラジオの世界に戻りました。
今日の感謝。
・一緒に夕食を取った友人2人。
・とても清々しい接客をしてくれたベッドメイキングのスタッフ。
・ローステッドアーモンドジェラートの美味しさ。