国際金融シンポジウム@京都大学
私京都大学にも金融にも縁はないんですけど、来てみました。
理由は、暇だからです。
しかも無料。
なんか10年ぐらい前に来たときより看板が大人しくなってる気がしました。
昔はもっと過激で政治的な内容のものが多かったような。
こちらの百周年記念ホールでシンポジウムがありました。
なんと講演者はノーベル経済学賞受賞者です。
さすが京都大学!!
さらにGPIF(年金の運用法人)の理事まで。
講演の内容はもちろん専門的でよく分かりませんでしたが、金融工学というものが、1970年代のアメリカの経済危機時に多く発展したことや、今年日本でニュースになったGPIFの評価損は年金支給額全体の0.3%であることなど、金融に関する基礎的な知識を少し得られただけでも満足です。
しかもノーベル経済学賞受賞者とGPIFの理事と京大の教授の対談を聞いて、世界の先端に触れた気分に浸れました。
私は学生の頃は、金融の仕事にだけは就きたくないと思っていました。
働く意味、業務中の判断基準が金儲けだけと言うのは寂しいものだと考えていたからです。
しかし実際社会人になってから感じるのは、組織というものが継続するためには必ずお金が必要であり、どれだけ善行を積む会社であっても、赤字になるものは社会的には失格だということです。
継続的に黒字を出すことによって顧客や社会に継続して安定的な貢献ができる。
黒字を出して利益を出すことは悪のような印象を持っていましたが、実際には赤字で来年あるかどうか分からない法人より、黒字を出して継続的な貢献をする方が社会にとって好ましいのです。
ということを思って、経済に興味が湧いている今日この頃です。
今日の感謝。
・晴れて洗濯出来たこと。
・無料で世界的権威の話を聞けたこと。
・往復の電車両方で座れたこと。